
いよいよ12月15日に発売が迫った、海野螢先生の最新単行本『時計じかけのシズク』。
今回は、その内容をちょっとだけご紹介します!!!
●この単行本について
この作品集は2005年に『comic P-mate』(宙出版)で連載され、その後2006年5月〜11月まで『COMIC XO』誌(オークス)にて連載された、同名のタイトルをまとめたものです。
単行本化に当たって全ページに渡り見直され、加筆修正は勿論、9ページもの描き足しを行うなど、まさに完全版といえる内容になっております。
そのストーリーは少年とひとりの少女ロボットの恋愛を描いた、何十年にも渡る物語。
ストーリーテラー海野螢の真骨頂とも言える、ちょっと切ないラヴ(&エロ)ストーリーになっております。
また、ヒロインがショートカットの貧乳という、作者の趣味丸出しのキャラ。
なので、海野先生の描くその手のキャラが堪らないという人には、特にオススメです。
勿論、そうでない方にも重厚なSF設定と、緻密な作画が奏でる独特な作品世界を是非味わっていただければと思います。
それから、今ならこの「シズク」の1〜3話までが、COMIC XOの公式サイトで無料で読む事が可能です。
もうすぐやめちゃうと思いますので、試し読みしたい方はお早めにどうぞ。
公式サイトのスペシャルの所です。
●ストーリー
ある日、小学生の主人公・和泉の元へやって来た少女・シズク。
しかし、彼女は父親の会社で制作中の人型ロボットの試作品だった…。
物事の好悪を判断するという未完成のAIを搭載したシズクは、これまでのロボットと違い、まるで「人間そっくり」のロボットだった。
子供のような経験しか持たないシズクと共同生活を始めた和泉だったが、生来の面倒見の良さもあり、次第にうち解けられるようになっていった。
しかし、そんなある夜。
和泉はシズクと父親がSEXをしている所を偶然目撃してしまう。
これは、そういう機能を試す為のモニターとしての行為だったのだが、幼い和泉は強いショックを受けてしまう。
再びぎくしゃくしていく和泉とシズクの関係…。
しかし、ロボットであるシズクには、和泉の複雑な感情が解らない。
和泉もSEXを望んでいるのだと勘違いしたシズクは、自ら性欲処理を買って出る。
早すぎる性体験は、和泉の心に強烈な印象を残すのだった。
そんな日々の中、和泉の父親が仕事中奇禍に見舞われる。
母に続き父までも亡くしてしまった和泉。
天涯孤独の彼を、シズクはやさしく包み込み、慰めてくれる。
そんな和泉に再び試練が降りかかる。
父親の死を切っ掛けに、シズクの開発プロジェクトが終了。
メーカーによってシズクが回収されてしまう事になったのだ。
もはや家族同然のシズクを奪われる事に激しく反発する和泉。
ついには、シズクを連れて山小屋へ家出をしてしまう。
しかし、そこにも会社の手が及び、抵抗虚しくシズクは連れて行かれてしまう。
そんな和泉を励ますかのように、父の元同僚の速水が彼の力になる事を約束する。
和泉はその言葉を信じて、独りシズクの帰りを待ち続けるのだった…。
時は流れ、和泉は中学生になっていた。
幼馴染みの潮と浩介と相変わらずつるんでいる和泉だったが、シズクの事を思い出しては、物思いにふける事もしばしばだった。
そんな和泉を励ます為、潮は彼をホテルに誘う。
潮は昔から和泉に好意を持っていて、ロボットの事で思い悩む彼を心配していたのだ。
元の和泉に戻って欲しいと願う潮だったが、和泉はどうしても彼女と関係を持つ事ができなかった…。
どうしてもシズクを忘れる事ができない和泉。
そんな彼の元へ、ついにシズクが帰ってきた。
しかし、彼女は元のAIを封印され、汎用AIに換装されてしまっていた。
記憶と肉体。
その二つがそろっていれば、本人と言えるのではないかと、速水は言う。
しかし、和泉はシズクに対する違和感が、何故かぬぐい去れずにいた…。




『時計じかけのシズク』
著者:海野螢
価格:1050円(税込)
総ページ数:226P
発売日:12月15日
編集者 壱
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